裏紙に書くようなこと

文章を書く練習

コロナ禍が教えてくれた、まずやってみる姿勢の話

中学生の頃にサックスを始めて、かれこれ15年以上が経つ。その間に受験があったり卒論修論があったり、仕事があったり単身赴任があったりでサックスを吹かない時期もあったけど、それでも半年以上吹かないということはなかった*1。それが去年、子供が生まれたので、所属していたバンドを休団したり退団したりし、個人練習を休んだりした。唯一吹いたのは、バンドの友人の結婚式くらいだった。

そんなこんなでしばらく休んで、そろそろ練習始めようかなと思っていた矢先のコロナ禍で、とうとうまともに音を出さずに半年ほどが経ってしまった。15年以上続けてきたことを外的要因で断たれることは本当に辛い。これでサックスや音楽に対するモチベーションが無ければそれほど辛くないだろうけど、このコロナ禍で見てしまった音楽番組やYouTubeのせいで、とにかくサックスを吹きたい。サックスでなければ、消音のできるトランペットやピアノでも良いから音を出したい。今はそれほどのモチベーションにある。本当に新型コロナウィルスはいろんなところに悪影響を与える厄介な存在だ。

そんな中、楽器業界でもコロナウィルス対策が進んでいる。

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これは音の出ないリードで、僕もアルトサックス用1つを購入した。使ってみた感じは、普通のリードと変わらない吹奏感で悪くない。また、タンギングの音が良く聞こえるので、どこでタンギングをしているか確認できる副産物もあった。一方で息をとても使うので、酸欠気味になることがある。これは慣れが必要なのかもしれない。

「音が出ない」時点で楽器の本質からは外れていると思う。しかし、新型コロナウィルスの前では本質だろうと邪道だろうと、まずはやってみることが大切なのではないか。やってみて軌道修正をしていけば良いのではないか。改めてそんなことを考えさせられたリードだったと思う。指の練習になればそれで良し。抵抗感は呼吸の衰えを防いでくれるかもしれない。

以下は使ってみた僕の感想。

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また、管楽器を演奏できるマスクも発売されるらしい。最初に見た時、これはさすがに意味ないだろうと思ってしまったが、コロナの前ではまずやってみることが大切だ。僕は否定しないようにしよう。ただ使ってみるかどうかは微妙だ。なぜなら楽器を吹くスタジオやカラオケには、まだ怖くて行けないからだ。

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新型コロナウィルスには、本当に早く収束してほしい。ただ、このコロナ禍が教えてくれた、「まずやってみること」の姿勢は、この期間で身につけようと思った。

*1:1ヶ月に1度をずっと続けていた時期もあったので、決して吹く機会が多かったわけではない