裏紙に書くようなこと

文章を書く練習

政治に無関心に過ごしてきてしまった話

安倍首相が辞任する。それ以前にニュースサイトで辞任予想を見ていたので、僕の中ではやっぱりかという気持ちが強かった。潰瘍性大腸炎とうまく付き合いながら、長い間、大変な仕事をされてきた事は素直にすごいと思う。

僕は2012年新卒入社の世代なので、就職活動中は民主党政権、社会人生活のほとんどが自民党(安倍)政権だ。社会人になってから始めた株式投資で、東日本大震災で下落した日経株価がアベノミクスで回復していく様を見ていたので、安倍首相に悪い印象は無かった。悪い印象が無いというのは怖いもので、いつしか安倍政権は空気のように当たり前のような感じになり、次第に興味がなくなっていった。モリカケの時も桜の時も、それ以前のあれこれもあまり気にしてこなかった。

政治に興味を持ったというか、目を向けざるを得なかったのは新型コロナウィルス感染拡大からだ。渡航制限や給付金などの対応の遅さ、アベノマスクの今さら感、特定の会社との癒着の怪しさや、検事長の定年延期から推察される権力の濫用。星野源のコラボ動画にガッカリしたこともあった。どれもこれも不信感しか湧かなかった。と同時に、僕はこれまでこの人の政治に無関心だったことをとても後悔した。無関心とは言え選挙には欠かさず行っていたことが、後悔をさらに強くした。

では僕らはどうしたら良いのだろうか。まずはニュースやネットを鵜呑みにせず、自分で調べましょう、というのはよく聞くことだ。だが、政党や政治家のことを調べても、偏った記事が多く、何が本当なのかわからない。大元を見つけても、それを理解するのが難しい。結局、自分で理解し自分で判断することはとても難しい。

ではどうすれば良いか。僕が最近心掛けている事は、褒めた記事を読んだら批判した記事も読むことだ。そして、内容が矛盾していないか、深掘りできているかを注意深く探すことを心がけている。Twitterやネットニュース、テレビを見ていたら、どうやったって偏った情報しか入手できないと思う。そしたら、自分でバランスを取りながら情報を入手していくのが良いだろうというのが僕の考えだ。

次の首相は菅さんになりそうな流れだ。国内株式を売らなくて良かったとひとまずホッとしている。